ワキガ・体臭・多汗 Q&A
お酒を飲んだ時や二日酔いの時にすぐ汗が出ます。体が異常では?
アルコールにはもともと皮膚血管を拡張して汗を出しやすくする性質があります。また二日酔いのときに汗が出やすくなるのは、二日酔いの原因となっているアセトアルデヒドが体温調節中枢に直接働き、発汗中枢を刺激するからです。
アルコールに強い、弱いの差は、アルコール→アセトアルデヒド→酢酸に至って体外に排泄される解毒過程の代謝が速い、遅いの違いです。
ですから、アルコールに弱い人の場合は同量飲んだ場合でも体内に残存するアルコールやアセトアルデヒドの作用が通常の人より強く、その結果発汗量も多くなることはあり得ます。そのような人では、発汗量が代謝のバロメーターともなりますので、お酒は控え目にしたほうがよいでしょう。
ただ、なかにはアルコールを多量に飲むと逆に脳の中枢神経の全部が抑制され、発汗も抑制される人もいますので、一概には汗が出る出ないで正常異常を判断できないようです。
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