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漢方薬による多汗治療


 

投稿者名: ばるたん

タイトル:顔のほてり


 

私は22歳の男性です。

 

私は最近顔がほてり、頭の中に熱がこもったような状態になることが多くなりました。そのため、涼しい場所にいるのに額や髪の生え際からジワーっと冷や汗のような汗をかいてしまいます。まして、その状態でチョットでも暖かい場所に行ったり、チョットでも緊張したりすると信じられないほどの大量の汗が出てしまします。このように顔や頭に熱がこもる状態は突発的に起こったり、日によって朝から一日中その状態が続くこともあります。
どうか、思い当たる原因やその治療方法そして、対処方法などがございましたら教えてください。
お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願い致します。


 

投稿者名:五味院長

タイトル:Re: 顔のほてり


 

ばるたんさん

 

記載内容から推察しますと、あなたの場合は温熱性発汗にも精神性発汗にも該当しないようです。

 

やはり、一度内科的な検査を受けられることをお勧めします。
それで異常が無い場合には、漢方の専門の先生に相談してみてはどうでしょうか。

 

頭が熱がこもり、顔がほてり、のぼせ気味で、汗をかく場合には「熱実証」タイプといい黄連解毒湯や柴胡加竜骨ボレイ湯などの漢方薬で汗が減少することもあるからです。

 

しかしそれはあくまで汗を抑えることが主目的ではなくて、あなたの体質にあった漢方薬が体のバランスを調節することの「結果」ですので、ある一定期間の服用することが必要であることを頭に入れておいてください。

 

投稿者名: ばるたん

タイトル:追加の質問


 


お忙しい中お答えいただきありがとうございました。

 

私は、血液の成分検査などを含め、内科的な検査は複数の病院で検査しました。その中で、私が指摘されたのは少し血圧が高いということでした。実際、大学に入り、一人暮らしをし始めた頃から何が原因なのか分かりませんが、急に血圧が上がりました。また、汗が気になりだしたのもそれから半年後くらいからでした。そして、今でも血圧は少し高めです。血圧と汗の量って何か関係あるのですか。もしあるのでしたら、血圧を下げる治療法って何かあるんですか。
お答えいただければ嬉しいです。

 

 

投稿者名:五味院長

タイトル:血圧と汗の関係


 

お答えします。

 

血圧と多汗症との特別な関係はまだ医学的には報告されていません。

 

しかし褐色細胞腫などの病気のときアドレナリンが増加して血圧を上げると同時に汗を多くすることがあります。
また更年期障害で上半身がのぼせ、血圧が高くなり同時に多汗症になることもありますから、まったく関係がないわけではないと思います。

 

あなたの場合は顔がほてるということと血圧との因果関係があるなら、少なくとも顔の汗には影響しているかもしれません。

 

このような汗にはやはり中医学的な診断のもとで漢方薬による体質の改善が汗の減少に効果があるかもしれません。

 

投稿者名: ばるたん

タイトル:感謝しております


私は長い間多汗に悩み、いろいろな病院で検査して特に何も異常がないと言われると、それが一番悲しいというのが本音でした。

そこで、何らかの異常が見つかれば、その異常(原因)を治せば多汗も治るのかもしれないと希望が持てるからです。

 

その点、先生が私に漢方という選択肢を提供して下さったことは非常にうれしい事でした。やるだけやってみようという勇気が出ました。

心より感謝しております。

 

お礼を述べた後で、いきなりの質問あつかましいのですが、

 

1.先生はどこかいい漢方の専門店?病院?薬局?みたいなところを知らないでしょうか?

 

また、話は変わるのですが、

2.塩化アルミニウムとアルム石の効能って異なるものなんですか?

 

最後に、

3.塩化アルミニウムはどこで手に入るのですか?

 

質問が漢方という先生の専門外にまで及んでしまいまして、申し訳ございません。

 

投稿者名:五味院長

タイトル:漢方と多汗


 

わたしが、なぜ漢方薬をお薦めしたかといいますと、中医学ではもともと
「汗のかき方」が漢方の処方のための診断の際に重視されているからです。

 

西洋医学では、汗のかき方など問題にすることはありません。内科の病院に初診で行ったとき「寝汗は?」とか「どこに汗が多いですか」などと問診されたことはまずないでしょう。

 

しかし中医学では、有汗、発熱は裏熱であるとか、自汗は陽虚、気虚であるとか、盗汗は陰虚であるなどと汗の状態がその人の体質(証といいます)を決定するための重要な情報として考えられてきたのです。

 

漢方では、例え病気の症状がなくても証が決まれば、漢方の処方が決まるのです。
そして、ここが重要なのですが、正しい証に対して正しい処方(つまり漢方の方剤)がされるなら、ある一定期間以上の服用で陰陽のバランスがとれた体質に変化するということです。

 

つまり、仮に(わたしにはわかりませんが)今あなたの多汗が、陰と陽のどちらかが強くどちらかが弱いため(またはどちらも強すぎるため)にバランスがくずれているのであるなら、漢方でバランスがとれた体質になることで、結果的に(つまり汗を抑えることを目的にしなくても)あなたの体はもう多くの汗をかく必要はなくなったわけです。

しかし漢方で必ず汗が少なくなるわけではありません。

 

もし、今あなたの体が、汗を多くかくことで、陰陽のバランスをとっているなら、漢方ではそのようなバランスをくずす処方は存在しないからです。

このように、漢方の処方は専門家でないと非常にむずかしいのです。

 

今は、北里大学などで専門の漢方外来があります。
漢方は持続して服用することが必要ですから、ご自分の家の近くの大学病院の専門外来を受診するのがよいでしょう。

 

塩化アルミニウムについては、過去ログで詳しく説明しましたのでそちらを参考にしてください。

 

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