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 「多汗=臭い、臭い=多汗」という思いこみが体臭多汗の悪循環となる


投稿者名:かなこ

タイトル:足の臭いについて


 

こんにちは。

初めて相談させて頂きます。

相談と言うのは足がとても臭い。と言う事です。

普段から油足だとは思っていたのですが、足が異常な程汗をかきます。

それは足の多汗症なのでしょうか?

靴下を履いて靴を履き5〜10分歩いただけで靴下が湿って濡れる感じです。

消臭の石鹸やスプレーなど使っているのですが、どれもあまり効果が無いように思えます。

会社帰りは特に臭いがひどく、人前で、靴を脱ぐ事はもちろん、車にさえ乗る事ができまでん。ストッキングをはいている時は特に臭いが強く、仕事上、毎日履かなくてはいけないのでとても悩んでいます。

何か臭いをとる方法はないのでしょうか?

やはり手術しかありませんか?

 

投稿者名:五味院長

タイトル:お答えします


 

かなこさん

 

たかが足の臭いでも、車に乗ることさえ出来なくなってしまうことがるのですね。

本当に辛い毎日だとおもいます。

 

しかし残念ですが、足の臭いに関しては、脇の手術のようにこれという決定的な治療法がないのが現状です。

しかし、あなたにとっては一つだけ効果的な方法があるかもしれません。

それはあなたが「汗の悩み」か「臭いの悩み」かどちらか一つを選択することです。

 

一般的には、多汗だからといって臭いが強いとは限りません。

例えば、手のひらの多汗の人が臭いでも悩んでいることは稀です。

しかしあなたのケースでは、「多汗イコール臭い。臭いイコール多汗」という図式になってしまい、「汗のことを気にすることが、より多くの汗を招き、それがより強い臭いを発生し、その臭いを気にすることでさらに多くの汗が出る」という悪循環に陥っているのです。

これでは、どのような治療をしても効果はあがりません。

 

仮にあなたが「汗の悩み」を捨てた場合の治療法は、簡単です。 それは、「お酢」での足浴をすることです。お酢は値段的に高価ですので、「木酢液」でもよいでしょう。毎日出かける前に、木酢液をお湯で薄めたもの(分量は自分で効果をみながらきめてください)に足を入れ、軽石でよくこすりながら足の角質をよくこすり落とします。

足のニオイは、主に雑菌が繁殖して皮膚のたんぱく質などを分解することが原因です。お酢の酢酸の酸度で足の雑菌が殺菌することができます(この場合にはかなりの濃度が必要です)。

次に軽石で細菌の餌や臭いの元になる角質を取り除きます。

この二つの処置でかなりの程度まで臭いをおさえることができます。

木酢液はツーンとした臭いがありますので水でよく洗い流してから出かけてください。

 

次にあなたが「臭いの悩み」を捨てた場合です。

あなたが臭いをあきらめることが出来たなら以下の事実を知るだけで悩みが解消するかもしれません。

それは、足にいくら汗をかいても人に知られることはないということです(手のひらとの決定的な違いです)。さらにあなたの足にいくら汗をかいてもそのことにだれも関心は持ちません(臭いとの決定的違いです)。

イヤ正確に言うと、世の中に一人だけいます。それはあなた自身です。あなただけが気にしているのです。

しかし考えてもみてください。他のだれも興味の無いところにあなた一人だけ神経を集中するほどばかげたことはありません。意味がないのです。そのことに知ったとたんあなたはあなたが忘れていた大切な事実を知るでしょう。

それは、世の中には足の汗以外にも、もっと悩む価値のあるものがたくさんあるということです。

その時以降、たとえ以前と同じだけの汗をかいたとしても、あなたの悩みは以前とは同じではありません。それはあなたが汗を否定しながら悩むのでなく、足の多汗を認めつつ悩むからです。

 

現在では、トリクロサンやパラベン、などの殺菌消毒剤や粉末セラミックなどの臭いの吸着剤などを配合したフットソープなども市販されています。

このような製品をうまく応用することもよいでしょう。

しかし、あなたのように汗と臭いのパラドックスにある人はむしろ悪い循環をどこかで絶ち切ることが必要なのです。

そのスパイラルを切るハサミは、デオドラント剤にはありません。

それは、あなたの「心」のなかにあるのです。

 

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