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 新型デドオラント剤についての情報をお願いします(イオンダッシュ、イオンクリア)

 

投稿者名:岩崎

タイトル:新型デドオラント剤についての情報をお願いします


 

私は、美容と健康に関する商品を販売している会社を経営しているものです。 今日、五味クリニック様のHPで、偶然新しいデドオラント剤についての説明を拝見させていただき、 大変感銘しました。今までと全く異なる発想で、しかも皮膚に負担のかからない方法で消臭可能なら、体臭で悩まれている消費者に支持されると思います。
私どもも非常に関心があり、もう少し詳しい情報をぜひお願いいたします。

 

投稿者名:五味院長

タイトル:新しい消臭法と従来の方法との違いについて



岩崎さん。先日、新しい消臭法についてHPに記載したとたん、ものすごい反響で私自身驚いているところです。

そのほとんどが、体に直接塗布することへの抵抗があったり、もっと効果的な消臭方法を期待してる人からのものですが、あなたのように、化粧品やデオドラント剤を扱っている専門家の方からの質問も数通ありました。

より詳しい情報をということですので、追加説明をしましょう。

■ 「衣類DE消臭法」のコンセプト

まず、従来のデオドラント剤との違いです。

従来のデドオラント剤は、全て体からニオイ成分が発生することを予防的に抑えることを目的としています。
皮膚の雑菌が、汗からでるニオイの元を分解する過程を抑制してニオイを抑えるというやり方です。「分解臭」対策です。
その目的からして、最も効果的な方法は、「直接皮膚へ」抗菌剤や制汗剤を塗布することです。「直接ルート」と言ってもよいでしょう。

しかし、ニオイ対策としては、もうひとつのルートがあります。
それは、ニオイの発生を押さえ込むのでなく、発生したニオイ成分そのものを消してしまうことです。「酸化臭対策」です。「間接ルート」とも言えます。

これには、3つの方法があります。

第一は、ニオイ成分を活性炭のように吸着することです。
第二は、違う香りでマスキングすることです。
そして、第三が、ニオイ分子を化学的に中和して、ニオイのない分子に変えてしまうことです。

この中で第三の方法が最も効果的です。
実際に現在市販されている制汗剤にも、酸化亜鉛やカテキン等の消臭物質が配合されている商品もあります。しかし、それらはあくまで、前述の抗菌剤の補助的な役割にとどまります。消臭専門剤ではありません。
しかも、皮膚に塗布したり散布したりするため、汗をかけば流れ落ちてしまったり、中和消臭する空間がないため、酸化臭対策としての効果ははあまり期待できません。

そこで私は、ニオイ分子を中和消臭するための適切な「場所」はないかと探したのです。

その行き着く先が、「衣類」だったのです。

人間は裸のサルですから、服をまとわない人はいません。
その服に消臭剤の「受け皿」、つまり消臭機能を発揮するための「基材」になってもらうことが、第三の消臭法には最適だったのです。

「衣類にスプレーして、衣類に消臭機能を持たせて、体臭を消す」=「経衣類消臭法」=「衣類DE消臭法」=「着る消臭剤」

これが、私の提唱している「新しいデオドラント法」のコンセプトなのです。

■ 「繊維の消臭剤」とどう違う?

それでは、なぜ、新しい消臭法が「デオドラント革命」と呼ばれているかを説明しましょう。

その前に、既に市販されている衣類やカーテン等の繊維にスプレーする消臭剤や洗濯時に使用する柔軟材との違いについてです。(有名な商品ですのではみなさんもご存知でしょう)

それらは全て、衣類「の」消臭が目的です。服の繊維上に付着している臭いに対する商品です。
イオンクリアやイオンダッシュはそれをスプレーすると、もちろん衣類「も」消臭されますが、衣類そのものニオイを消すことは眼中にはありません。その目的と使命は、衣類ではなく、あくまで「体のニオイ」の消臭、つまり体臭を衣類「で」消臭することなのです。

この差は、180度以上です。いや、360度以上あるでしょう。

衣類は「自分の繊維がくさい」と言って悩んだりしません。
衣類を着る人だって、繊維が多少臭くて「気になる」ことはあっても、そのことで「悩む」ことはありません。
私たちが、ニオイで悩むのは、自分から出たニオイが他人の鼻に入り、他人を不快にするから悩むのです。
自分の存在が申しわけないから、責任を感じて悩むのです。

だから、消臭の目的は、自分のためや衣類の繊維のためでなく、他人のためなのです。
だから、消臭の動機は、あなたが優しいからです。
だから、消臭の結果は、体や衣類のニオイを消すことより、衣類からニオイを漏らさないことで十分なのです。

「消臭」という他の動物から見たら、全く意味がない行為に意味があるのは、あなたの「存在感」を救うからです。

「衣類NO消臭」と「衣類DE消臭」との絶対的な違いがここにあるのです。

■ 「直接消臭剤」とは何が違うの?メリットは?

次に従来の直接皮膚にスプレーするデオドラント剤との違いはどこにあるのでしょうか?

体臭の悩みは、人格にかかわる悩みです。
「臭い」と言われることは、「その場からいなくなれ」ということです。臭いものに蓋はできませんから、その場にいるかぎり、ニオイは他人の鼻に入りこみます。人に迷惑をかけたくないと責任を感じている人にとって、「クサイ」といわれることは「死ね」と言われるも同然です。

では、体からニオイを発生させなければよいのでしょうか?
たしかに、体からニオイが生じなければ、人の鼻にニオイが伝わることはありません。

しかし、胸に手をあてて考えてみてください。あなたの体臭はあなたそのものではないでしょうか?体臭は自己の個性そのものです。生きている証です。
あなたの汗はあなたの大切な血液からつくられたものではないでしょうか?あなたの汗はあなたの血です。

ですから、「自分の汗を抑える」「自分のにおいを抑える」という行為は、自分自身を否定していることになりませんか?
だから、体に直接スプレーしていると「むなしい気持ち」になるのです。自己否定感が残るのです。

では、どうしたらよいか?
自己を否定せずに、人に迷惑をかけない方法はあるのか?

それは、自分とは別物の衣類に「身代わり」となってもらうしかないのです。
衣類にスプレーのシャワーを浴びてもらい、自分のニオイを消してもらうこと以外ありえないのです。

ですから、「経衣類消臭法」は、(衣類には申し訳ありませんが)使う人の心に優しいデドオラント法なのです。

心だけではありません。それは、体にも優しいデオドラント法です。

日常、体臭治療を専門にしていて気になることは、制汗デオドラント剤を使いすぎて皮膚にダメージを与えている人がいることです。
皮膚に直接噴霧するデオドラント剤の主目的は、汗を抑える「制汗効果」と細菌の繁殖を抑える「殺菌効果」です。

でも、汗をかくことは、体温調節するために必要で大切な生理的働きです。
汗を抑えて汗腺機能が低下すると、今度はよりニオイの強い汗をかくようになることもあります。

細菌に対しても同じです。人間は常在細菌と共生して、皮膚のバリアーをたもっているのです。殺菌剤で常在菌を滅菌状態にしてしまうと、菌交代現象で、より強い雑菌やカビが繁殖したりして、より強いニオイが発生することもありますから注意が必要です。

また、使いすぎによる、皮膚のかぶれや色素沈着などの皮膚障害は日常の診察でよく目にすることです。

その点、「経衣類消臭法」なら、直接皮膚には塗布しませんから、皮膚障害は起こりえません。(ただしイオンダッシュの方は、少量のエタノールが入っていますので、アルコール過敏症の人は服をよく乾燥させてから着用するようにしてください)

つまり、「経衣類消臭法」は、肌にも優しいデオドラント法といえるのです。
新しい消臭法が「デオドラント革命」と言われる理由がお分かりいただけたでしょうか?

■ 「機能性衣類」との違いは?

この消臭法のもうひとつのメリットは、あなたの「体型にあった」「好みの服」を防臭服に変えることができることです。
衣類の繊維に消臭機能を持たせるという発想は既に、下着や背広のメーカーが実用化しています。最近では、光触媒などの先端技術を応用したものも企画されています。

しかし、残念ながら、それらの製品は高価であり、すべての衣類に適応することなど不可能です。

やはり、私達は自分の体型にあった好みの服を着たいものです。
その点、衣類に「スプレーする」方法なら、衣類を選ばず、どのような形の服でも(お古でさえも)、「防臭服」に加工することが可能です。

「衣類で消臭法」は、身近で経済的な消臭法でもあるのです。

■ 「イオンクリア」と「イオンダッシュ」はどこが違う?

また、質問の中で、「イオンクリアとイオンダッシュとは、どう違うのですか?」というものがありましたが、ほとんど同じと考えてよいでしょう。
どちらも、プラスとマイナスの極性をもつ活性分子が含まれていて、「イオン交換反応」でニオイ分子を消臭します。
公の試験機関に依頼した消臭効果にも差がありませんでした。

ただ、その使用範囲に若干の差があるでしょう。

どちらかというと、イオンダッシュはその分量からして、より「広め」にスプレーして使用する場合に適しています。
また、またイオンクリアは、腋などのニオイが特に気になる部分に集中的にスプレーして使用するのに適しているでしょう。

しかし、私が最もお奨めする使用法は、イオンダッシュとイオンクリアを「併用」することです。
イオンダッシュは、イオンのポリマーです。一方イオンクリアは、イオン塩の塊です。

つまり、まずイオンダッシュを、やや広めに噴霧した上に、イオンクリアを集中的にスプレーするのです。
イメージ的には、イオンダッシュの「網目構造」の中に、イオンクリアの粒を「埋め込む」感じです。
こうすることで、全てのニオイ分子が繊維でキャッチされて、ニオイはシャッタウトされ、外に漏れることはありません。
このような「二重ブロック」で、あなた衣類は完全な「防臭服」に加工されるのです。

■ こんな使い方もある

さらに、実は、私がこの消臭剤を使用してほしい人たちが他にもいます。
本人よりも周囲が気にしているケースです。

まず、子供のワキガ臭が原因でイジメなどを心配している母親です。
通常、ワキガ臭は、思春期ごろから強くなりますので、小学生くらいでは、あまり問題にはならなかったのです。ところが、最近は子供たちの発育が早いので、小学低学年くらいからワキガ臭がする子もいて、お母さんがニオイでいじめられないかと心配するケースが多いのです。
この場合の問題は、根治手術は勿論早すぎることと、本人がまだ気にしていないことです。
本人が気にしていないのですから、当然皮膚に直接塗布する消臭剤など自分からは嫌がってしないでしょう。
また、そのような制汗剤を親が子供に強要することは無用な悩みを植え付ける原因ともなります。
そこで、お母さんが、子供が学校へ行く前に、制服などにそっとスプレーしてから着させてあげるのです。
これなら、学校でいくら汗をかいても、友達に分かるようなことはありません。イジメ防止ともなります。

もうひとつが、高齢者の介護の現場です。
高齢者介護は、加齢臭に始まり、老人臭、尿や便の失禁臭など、ニオイはつきものです。

当の老人は、嗅覚が低下して気にしていませんが、家族や介護するスタッフにとっては、ニオイ問題は深刻なのです。
だからと言って、老人の体がくさいからと介護者がスプレー剤をシュッ・シュッと体に吹きかけたら、お年寄りの気分はどうでしょうか?人格を否定された気持ちになるでしょう。
そこで、イオンダッシュやイオンクリアの出番なのです。
お年寄りのいない場所で、寝巻きや寝具にスプレーしてから、そっと「どうぞ着てください」と渡してあげるのです。
これなら高齢者の尊厳は保てます。

あと、「イオンダッシュとイオンクリアはどこで購入できますか」という質問が多かったのですが、購入法については以下に紹介する製品のホームページにアクセスしてみてください。

ただお断りしておきますが、これらの製品は、私が提唱する「経衣類消臭法」という新しいデオドラント法に適合しているために、推奨しています。私の新しいコンセプトに基づいて開発され、実用化されてはいますが、製品の内容に関しては五味クリニックとは直接の関係はないことを付け加えさせてください。
(また、現在「経衣類消臭法」については使用特許の申請中です。)

イオンクリアのHP
イオンダッシュのHP

 

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