投稿者名:五味院長
タイトル:せっかく打ち明けたのに
さちさん
リョウさんの質問の中でも言いましたが、悩みはそれを打ち明ける勇気を持つことが悩みの解決の第一歩なのですが、しかしそのためには条件があります。
それは、打ち明けられた相手が悩みを受容してくれるということです。
受容するということは、必ずしもあなたの悩みを「理解」してくれることではありません。あなたの悩みの解決法に「賛成」してくれることでもありません。
それは、あなたの悩み自体は理解できなくとも、あなたが臭いで悩んでいるという「事実」を受け止めてくれることです。
簡単に言えば、話を温かく「聞いて」くれるだけでいいのです。
ところが逆に、意を決して、何年もの間心の奥底に押さえ込んでいた「本音の言葉」を出したとたん、軽くあしらわれたり、冷たくされると、そのような態度は、あなたの言い出した言葉だけでなく、あなたの全て、あなたの人格まで否定されたような気持ちになってよけい落ち込んでしまうのです。
そこから、立ち直ることはかなり努力がいります。
通常打ち明けようとした努力以上の努力が必要とするのです。
でも、さちさんは、かなり芯の強いところを持っているようですね。
親には「無理に理解してもらおうとしない」という気持ちにはなかなかなれるものではありません。
でも、母親は、やはりよき理解者であってほしいものです。
今回、冷たくあしらわれたのは、多分あなたが何年もの間それほど気にしていたということが、お母さんの「頭」で受け付けなかったからだと思います。
もうあきらめるのでなく、これからもお母さんには悩みを相談すべきだと思います。今度は、お母さんの頭ではなく、「体全体」に訴えてみたらどうでしょうか。
質問の腋臭と脇の「茶っぽい色」ですが、腋臭ではアポクリン腺にリポフスチンと言う色素成分が含まれているため、ときには皮膚の上に色のついた汗がでることもあり、皮膚がうっすらと色素沈着することもあります。
しかし、通常下着の方には色素が付くことは多いのですが、皮膚に付くことは稀です。
もし明らかな茶色っぽい色素がついているなら、それは「制汗剤」が原因の可能性の方が高いでしょう。
アカは皮膚の角質が新陳代謝で剥離さたもので、これは皮膚表面の細菌の格好の餌になり、雑菌が繁殖する原因ですから、当然臭いは強くなります。
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