五味クリニック 新聞・雑誌掲載情報

 

ゆほびか 2005年5月号


汗といっしょに毒を出す!
武田久美子さんも実践する「粗塩入浴」ダイエット

 より抜粋

体内の有害金属がやせにくい体質の原因

ダイエットをするとき、多くの人は摂取するカロリーばかりに目を向けがちです。けれども、これは重要な視点が抜けています。
体に貯蔵された脂肪は、消費される際に、TCAサイクル(クエン酸サイクル)という代謝経路に入ります(代謝とは体内での物質の利用と排せつ)。この回路の中で脂肪が燃焼される過程でエネルギーが産出され、最終的には炭酸ガスと水に分解されます。ですから、TCAサイクルがスムーズに機能するようにすることが、やせやすく太りにくい体作りには不可欠なのです。
ところが、TCAサイクルで燃焼されにくいタイプの脂肪があります。それは、水銀や鉛、カドミウムなどの有害金属と結びついた脂肪です。これらの有害金属は脂肪とくっつきやすい性質があり、結合すると脂肪とともに体内に蓄積されます。こうして「燃えにくい脂肪」がふえ、「やせにくい体質」になってしまうのです。
これらの有害金属を排出する手段として有効なのが、汗をかくことです。かって、水銀汚染が問題になった時代、水銀中毒の患者の発汗を促すことによって、水銀を体外に排出させたという報告があります。
汗の主な成分は、水のほか、ナトリウムやカリウムなどのミネラル、老廃物の尿酸・アンモニア・尿素などです。これは尿とほぼ同じで、汗も尿も血漿(血液中の液状成分)が原料です。ただし、尿と汗とには決定的な違いがあるのです。
尿の場合には腎臓で、老廃物はほとんど分別されて排出されますが、体外から入ってきた有害物質は、その量が多いと排出しきれないことがあります。
一方、汗が出る汗腺は、発達段階からいえば未熟な器官であるため、分別せずに、有害金属も汗といっしょに出てしまうのです。そのため、汗をじゅうぶんにかくと、食品から取り込んだ有害金属が脂肪と結合する前に、速やかに体外に排出できるのです。
また、発汗時には皮脂腺も同時に刺激されるので、有害金属と結びついた脂肪そのものの排出を促す効果もあります。皮脂腺からの皮脂の分泌が盛んになると、有害金属結びついた脂肪も、皮脂として排出されるからです。



 


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