五味クリニック 新聞・雑誌掲載情報

 

日経マスターズ 2004年7月号


加齢臭の強い人は生活習慣病のリスクが高い より抜粋


・加齢臭は老化現象の1つ “犯人”は脂肪酸

「匂いというのは、その人が育った環境の履歴によって、不快に感じるか感じないかが決まります」 こう語るのは、東京・新宿で体臭多汗治療を専門にしている五味クリニック院長の五味常明さん。形成外科、精神医学を修めながら体臭多汗に特化した専門治療を行うのは、それに悩む現代人が多いからにほかならない。「体臭に過敏に反応するのは、人間関係が希薄な現代という時代が大いに関係している。だから心のケアを含めた治療が必要になる」と語る五味さんは、自らの治療法を「心療外科」と名付けている。
加齢臭は、白髪やシワと同じ老化現象の1つである。人体には、皮膚の潤いを保つために皮脂を分泌する皮脂腺と呼ばれるものがあるが、年齢を重ねると、この皮脂腺のなかの脂肪酸(パルミトオレイン酸)が増加する。同時に老化とともに過酸化脂質も増えるため、脂肪酸と過酸化脂質が結合、分解・酸化されて、加齢臭のもととなる脂肪酸ができる。
この中で最も有名なのは「ノネナール」という物質だが、ノネナールのほかにもさまざまな脂肪酸が混ざり合って特有の加齢臭を発する。だが、祖父または祖母に育てられ、祖父が使った枕の匂いを嗅ぎながら育った子どもは、こうした老人特有の匂いに対して古本のような懐かしさを覚えるという。これは匂いの感じ方が育った環境によって決まるためだが、ある実験でもそれが明らかになっている。

・加齢臭が強くなったら身体の異常を知らせるサイン

一方の部屋には中高年男性たちに、もう1つの部屋には若者だけに入ってもらった。そして被験者に目隠しをして部屋に入ってもらったところ、そこが中高年男性の部屋あるいは若者の部屋と正しく答えられた人は全体の半数しかいなかったという。この実験結果からも、加齢臭は確かにあるが、当の本人が気にかけるほど、他人には不快なものでないことがわかる。
しかし、人によっては、古本のようなある種の懐かしささえ覚える加齢臭があるときから強く臭うようになり、忌み嫌われるようになったら、「それは体の異常を知らせるサインだと思った方がいい」。五味さんによれば、加齢臭は生活習慣病とも密接に関係しており、加齢臭が強い人は動脈硬化、肝臓病など生活習慣病のリスクを数多くもっている可能性が高い。
酒は1日も欠かさず、暴飲暴食、一向にタバコが止められず、忙しくて運動どころではない。こうしたストレスの多い毎日が動脈硬化を進行させ、高血圧、糖尿病を悪化させることは、すでに広く知られている事実だが、五味さんは、こういう生活習慣を改めないと加齢臭も強くなると指摘する。
ストレスの多い毎日を送ると酸素が必要以上に体内に取り込まれ、エネルギーに変換される過程で大量に活性酸素を作る。活性酸素は、酸素呼吸をする陸上生物の宿命であり、人類は、免疫機構と同じように活性酸素を消去するメカニズムを備えている。とはいえ、強いストレスは消去メカニズムでは対処できないほどの活性酸素を生み出し、その活性酸素が血管を傷つけるなど、臓器障害性に働く。活性酸素が増えれば過酸化脂質も増えて、加齢臭も強くなるのである。
 現代医学の要諦に従えば、活性酸素によってダメージを受けた細胞を再生する抗酸化物を摂取する。抗酸化物として知られているのはビタミンC、E、カロチンのビタミン群を多く含む野菜や果物、緑茶のカテキン、赤ワインのポリフェノール、ゴマのセサミノール、大豆食品に多いイソフラボンなど。高蛋白、高脂肪食は皮脂腺中の脂肪酸を増加させるから、加齢臭も強くなる。
現代社会のように人間関係が希薄になると、己と他人の間に境界線を引き、匂いを他人と共有することを嫌う。それが体臭に対する過剰な反応になって現れる、と五味氏は言う。

 


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