五味クリニック 新聞・雑誌掲載情報
GPnet2005年10月号
介護現場のにおい対策安全で安価、しかも手軽にできる食品を使ったにおい消し より抜粋
○食生活を正して口臭や体臭の予防を 体臭や口臭の原因のうち、食生活の誤りがかなりの比重を占めていることは事実である。それを正すには、身体によくないものを控えることも必要だが、さらに酸性とアルカリ性のバランスをとることがきわめて重要である。 酸性の食品を摂り過ぎると、血液(体液)は酸性に傾き、抵抗力が落ち、さまざまな体の不調、病気の原因となる。そうかといって、アルカリ性の食品ばかりを食べればよいかというと、そうではない。一方に偏った食事は、やはり不調、病気の原因になる。 大切なのはバランスよく食べること。それが意味するは、血液(体液)を弱アルカリ性に保つようにする、ということである。健康な人であれば、血液はph7.36〜7.44くらい。この状態を弱アルカリ性という。 ここでは詳しい説明を省略するが、食べ物は体内に入って燃焼してエネルギーになるとき、必ず酸を発生する。炭素は炭酸に、たんぱく質中のアミノ酸は核酸に、リン成分はリン酸に、乳製品は乳酸に…という具合である。一度酸に変わって、初めてエネルギーになる。ところが、それらの酸が多くなりすぎると、病気にならないよう、体内に蓄えられているアルカリ性物質が登場して中和する。健康な人は、自動的に血液を弱アルカリ性に保つ仕組みになっている。 正しい食生活を心がけて健康を保つことができれば、体臭・口臭の元になる体の不調、病気を妨げる。つまり、においを元から絶つことができるのである。においをつくらない食事方法を、表5に整理した。 アルカリ性食品は、体内をアルカリ性にする働きがあり、体臭の原因であるアンモニア臭を出す乳酸がつくられるのを抑える。アルカリ食品には代表的な梅干しのほか、マッシュルームやニンジンなどの野菜類、レモンやメロンなどの果物類、ワカメやコンブなどの海藻類がある。これらは面白いことに、消臭機能のある食品や加齢臭を抑える抗酸化物質を含む食品とほとんど同じである(図)。 表5 においをつくらない、つくる食事法 ●においをつくらない食事法●においをつくる食事法 ・アルカリ性食品を中心にする。 ・葉菜類を主とした葉緑素飲料(青汁)を常飲する。 ・栄養バランスを考え、多種類を食べる。 ・カルシウム、カリウム、ナトリウムなどを多く含んだ緑黄色野菜や海草類を多く摂る。 ・食事は規則的に摂り、胃に負担をかけないよう腹八分目を心がける。特に就寝前2時間は食べないようにする。 ・熱すぎず、冷たすぎず、薄味のものを食べるように心がける。 ・硬い食物、繊維質の多い食物をできるだけ食べ、十分に咀嚼する。 ・香辛料などの刺激やにおいの強い食品はできるだけ避ける。 ・酒、たばこ、コーヒーなどの刺激物はできるだけ摂らないようにする。 ・塩分、糖分を控えめにする。 ・天然醸造酢や梅肉エキスを常用する。 ・良質の植物油を摂るように心がける。・肉類などの高たんぱく、高脂肪食の酸性食品が中心。 ・偏食する(好きなものしか食べない)。 ・インスタント食品や有害食品添加物が含まれている食品を多く摂る。 ・食事が不規則な上、大食いして胃に負担をかける。就寝前に飲食する習慣がある。 ・熱すぎるもの、冷たいものを好んで食べる。 ・軟らかい食物や精製された食物を多く食べる。十分に噛まないで飲み込むクセがある。 ・香辛料を好み、ニラ、ニンニクなどのにおいの強い食品を長時間食べ続ける。 ・胃を荒らすような刺激物を好み、酒、たばこを常飲する。 ・塩分、糖分を摂りすぎる。 ・動物性脂肪を多く摂る。 図 アルカリ食品と消臭食品、抗酸化食品
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