五味クリニック 新聞・雑誌掲載情報

 

GPnet2005年10月号

介護現場のにおい対策
安全で安価、しかも手軽にできる食品を使ったにおい消し
 より抜粋


○口臭予防には口腔ケアと唾液の分泌
口臭の大部分は、口の中の食べかすが原因である。食べたらすぐに歯磨きやうがいなどの口腔ケアを行えば、においに大半は防ぐことができる。こうしたケアを行っているにもかかわらずまだ口臭が消えないときは、唾液が出にくくなっている可能性がある。
唾液にはリゾチームという酵素が含まれており、それが口の中の細菌を溶かしてにおいを抑えているのだが、唾液の分泌が少なくなれば当然その働きも弱くなる。つまり、なるべく唾液を出すことが口臭の予防に役立つ。
唾液は、目覚めたばかりの時や空腹の時にはあまり分泌されない。以下に唾液を出すための工夫を挙げる。

1.朝一番、空腹時に唾液を出すには、「梅醤番茶」がよい
湯のみ茶碗に箸でつぶした梅干しを1つ入れ、そこに醤油をひとたらしし、熱い番茶を注ぐ。目覚めてすぐに食欲がなくても、これを飲むと眠っていた胃腸が温まって活性化し、唾液が出て食欲が湧いてくる。冬の寒い日や手足がいつでも冷たい人、胃腸の働きが弱っている人には特に効果が高い。 おいしいものを飲んだり食べたりすれば、自然に唾液は出てくるもの。ここで番茶を使うのは、梅と一番味が合い、おいしいからである。フラボノイドが多く、消臭効果がある緑茶で代用することも可能だが、「唾液を出す」という目的からはずれてしまう。

2.ご飯をゆっくり噛むことで唾液を出す
高齢者は病気のことや将来のことなどをつい考えてしまうもの。深刻なことを考えながら食べていると、その分胃の働きが不十分になる。緊張せずリラックスして食べられるよう、楽しくおしゃべりしながら食事をするのが望ましい。
テレビを見ながら食べる人もいるが、テレビに夢中で自分が何を食べているかわからなくなるようでは、唾液の出が悪くなり胃腸も十分働かなくなるのでおすすめしない。

3.食後に緑茶を
脱臭効果のあるフラボノイドや殺菌効果のあるタンニンが口臭を防いでくれる。柿の葉のお茶にも同様の効果がある。柿の葉に含まれるタンニンは、血圧を下げる効果もあるので、脳梗塞の予防にもよい。



 


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