五味クリニック 新聞・雑誌掲載情報

 

Fobes 2005年2月号
中高年のヘルス・マネジメントシリーズ第4回


気になる口臭・体臭・足のにおい
 より抜粋

においと上手につきあう

男性はデオドラント・エチケットにむとんちゃくだというが、何か対策は必要だろうか。
「汗をかけば汗くさくなるのは当たり前。そもそも体のにおいは、あって当然ですから、気にしすぎる必要はありません。しかし、異常に強いようなら、対策も必要になります」
ならばまず、自分においの実態を知ることが大切。
「気になるにおいのトップは口臭という調査結果があります。実際自分に口臭があるかどうかは、口臭外来などを受診すれば、においセンサーで判定してもらえます。口臭は、口の中だけでなく胃なども発生源になっている場合もあるので、原因にあった対応が必要です。口臭が急に変化したときは、糖尿病、肝臓障害、肺ガンなどの疾病が隠れている場合もあるので、甘く見ない方がいいですね。また最近ブームのダイエットですが、食事制限だけなど間違った減量をすると、ダイエット臭といって甘酸っぱいにおいを発することもあります」
脇の下のにおいも心配だ。特に気になるのは自分がワキガかどうかだろう。実はこれは耳アカで簡単に判定できるそうだ。
「ワキガは2種類ある汗腺(エクリン腺とアポクリン腺)のうち、アポクリン腺というにおいの強い汗を出す汗腺が多いため起こります。耳アカが溶けたキャラメルのようなら、ワキガ体質。耳アカが湿っている程度なら、中程度。乾いている人は、まず心配ありません。エチケット面では、デオドラント剤の選び方も留意してもらいたいですね。デオドラント剤には殺菌作用のあるものと制汗作用のものがあります。殺菌作用のものは体質に合った成分のものを使うのがコツです。具体的には、ワキガの強い人は塩化ベンザルコニウムなどの入ったものがよいでしょう。中程度の人はフェノール入りのもの。銀の入ったものには持続効果があります。また、ワキガでない人は消臭作用のある植物エキス配合のものを選べば大丈夫でしょう」
なお、皮膚に直接つけるデオドラント剤は、毎日使い続けると皮膚によくないので、週に1日は休むこと。最近は衣類を消臭剤化する薬剤もあるとのことだ。
足のにおいについてはどうか。タイプはあるのか。
「かっては“脂足”の人というふうにくくられていましたが、いまでは精神性発汗など足の裏に汗をかきやすい人に多いことが判明しています。足のにおいは、汗(湿気)、でふやけた足の角質(雑菌の餌)が雑菌で分解されて発生します。ですから足を清潔にし、できるだけ足を乾燥させる工夫をするのが望ましい。ちなみに、足が臭いと悩む人には、周囲に気を遣う優しい人が多いですね」



 


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