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投稿者名:五味院長
タイトル:治療の効果はあなた次第です
ななさん。
わたしのアドバイスが、多少なりともななさんの生きる力を育むことができれば幸いです。
日常、駅のホームにたたずんでいる乗客たちの一人に、ななさんのような気持ちで苦しんでいる人がいたんですね。人の心の内を推し量ることも、自分の気持ちを伝えることも難しいことだとつくづく思います。
でも、今は、あなたのお気持ちの一部は知ることができましたので、その範囲内でご質問にお答えします。
まず、わたしの理解した範囲内でのあなたの気持ちを整理したいと思います。
その第一は、あなたは、本当に陰部から臭いが発生しているのかということに疑問を抱いています。少なくともスソワキガであるという確信は持っていません。
それが「原因がわからないのに、不用意な発言を・・・」という言葉になっていると思います。
このところは治療法の選択に関して非常に重要なところなのです。
つまり、あなたがもし「実は臭いは出ていなかった」ということや「実はスソワキガでなかった」ということが判明することで悩みが解決できる人か、それとも、そのような事実が判明してもまだ周囲のしぐさや態度が気になってしまう人かということです。
もし、前者であるならば「電気凝固法」をぜひお薦めします。
もちろん、麻酔をしますので痛みはありません(麻酔の痛みだけは我慢してください)。
しかし、後者であるならば、治療をしてもあなたの悩みが解消することは保証できません。
なぜなら、あたりまえのことですが、電気凝固法はその人が実際に「スソワキガ」である場合にのみ効果があるからです。つまり陰部にアポクリン腺が存在する場合にのみそのアポクリン腺が凝固し、蛋白変性をしてニオイを出す機能がなくなるのです。
アポクリン腺がなければエクリン腺には変化を起こしませんので当然ながらニオイの低下は起きません。
しかし、そのことの意味は大きいのです。
なぜなら、スソワキガの場合にはワキガのようにアポクリン腺が大きくないため(退化途上で痕跡化しているため)治療の前に「診断」をすることが不可能であるからです。
つまりその人がスソワキガであるかないかの診断は、一度電気凝固法を行った後に初めて行うことができるのです(これを治療的診断といいます)。
ですから、あなたの臭いが治療で無くなればそれは当然にによいことですが、逆にもし治療後にニオイの変化がなかったならばそれは「あなたがスソワキガでなかった」と診断されたことであり、本来喜ばしいことなのです。喜ぶべきことなのです。
このような、形で悩みが解消されるとあなたが考えるなら治療の意味があります。
麻酔の痛みだけ我慢していただければ30分ぐらいで終わり、日常生活には全く影響ありませんので安心してください。
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